人口ピラミッドから送り出し国の将来を考察する。

0511月

人口ピラミッドから送り出し国の将来を考察する。

こんにちは、富田林はすっかり冬の空気になってきました。朝晩の冷え込みで体調を崩さぬよう十分お気をつけください。

 

技能実習生に関する報道が増えてきたので、私なりに現状や過去の事例などを調べてみました。

数年後この記事を見直して的中しているのか、していないのか。

分析能力を試してみたいと思っています。5分ほどお付き合いくださいませ。

 

人口ピラミッドを元にみる受け入れ国と送り出し国の現状と将来

 

ベトナム

2017年にベトナムから日本へ技能実習生として入国した人数は5万人以上に登っています。現在日本で技能実習生として入国しているベトナム人の総数は10万人以上となってきました。

数年前までのニーズは中国からの実習生でしたが、物価の上昇による賃金の高騰により、中国からの実習生は増加が止まり気味になり、ベトナムが日本にへの最大の人材輸出国となっているようです。

ベトナムの人口ピラミッドをみてみると0〜9才までの割合が比較的多く、将来の労働と経済発展の担い手が十分に確保できると予想されます。

また、70〜74才までの割合も増加傾向にあり、平均寿命も伸びてくるようです。それも医療の進歩によるものでしょう。しかしながら、先端医療を享受できるのは現在の中間所得層から、高所得層に限定されるのではないでしょうか?

社会主義をうたうベトナムですが、実質は資本主義経済の流れに近づき医療にもそれは波及しそうです。

ベトナムでも保険代理店が徐々に進出するなどの進展はみられますが、7年先の2025年にそれらの企業が成長しているかに期待がかかります。

ベトナム株に注目している人はこうした寿命や出生率などを調べておくと投資の幅が広がるかもしれません。(この記事はベトナム株購入を助長するものではないので悪しからず。汗)

と言うわけで結論。

経済成長に伴い人口の増加、寿命の伸びはあると思われるが、2025年以降健康に対する注目や文化の浸透がより強まることが期待される。。。と言うことは、、、↑↑↑。


カンボジア

カンボジアからの実習生も近年増加傾向にあります。中国からの資本投下が比較的多く、市街地にも中国語の看板を多く見かけます。

2018年のピラミッドでは、若年層の人口が圧倒的に多くこれからの労働力の確保に期待がされます。農業主体の産業構造からもわかるように、海外からの技術支援、産業用機械の普及が進めば食料自給率をより高めることができるのではないでしょうか?

また、外国人技能実習生の帰国に伴い技術力の発展、育成をする環境が整えば広大なさら地を利用し、東アジアとインドを結ぶ中間地点として大きな発展が見込まれます。

2025年の人口ピラミッドからはベトナムと同じく寿命が伸びていることから、医療、保険などの制度整備を進めることが急務となっているでしょう。

海外への労働力の流出が止まり、国内での労働環境整備と、インフラ整備の高水準かが実現すればシルクロードのオアシスになる可能性は十分にあるのではないでしょうか?


ミャンマー

ミャンマーも2018年現在、若年層による経済の活性化が注目されている国の一つです。日本との関わりも濃く、親日家が多いのも特徴。

人口構成は2018年に比べると2925年には若干若年層の割合が減りますが、労働力の確保には問題はなさそうであろうかと思えます。

唯一の懸念点といえば政治的な面で、不安定な政治状況に対する不満が募り、海外へ移民となる人々も多くいルことでしょうか。

ただ、各州に人口に応じた病院が設置されているなど、医療制度自体は整えられつつあるが、まだまだ懸念されている部分は多くあります。そのような施設や医療関係医者に対して十分な保証や設備を提供することで日本と同じような健康社会を構築することは不可能ではないように感じます。

政府関係者や投資家が不動産や人材にばかり注目するのではなく、インフラ整備から着手すると言う理想の発展路線を辿って欲しいと願う。


ドイツ

ドイツのピラミッドは日本と酷似していることは周知の事実ですが、ドイツもまた高齢化社会に対する施策として高額な厚生年金制度が存在しています。

これらの点に関しては東南アジアとは比較になりません。

2029年には年金受給開始が67才以上になり、実質二人で一人を支える世界になると言うことです。

日本がドイツから見習うべきであった(であった、と言うのは先日メルケル首相らにより現行の移民政策に横槍が刺されたことから)点はこの移民政策ではないかと考えます。昨今、国会でも話題になっている外国人労働者への条件を改めた政策により少しは緩和されるであろう出入国などの制度もドイツを見本に施行していってほしいですね。

実際、ドイツは数年前までEU各国から移民の受け入れに寛容だと言うことで頼りにされていた存在でした。酷似する経済状況や人口ピラミッドなど、歴史上も現在もつながりの深いドイツからの技術、知識の輸入で日本経済はもっとリバウンドできるはずです。

 

と言うように急に話の展開が変わってしまったが、なにが言いたいかと言うと、

日本の企業はもっと東南アジアの労働力に期待することができることです。

 

メッセージ

原田工業が海外進出したのは早くも5年前の出来事になります。これまでの経験と知識をもとに、より強く固い事業の提案と情報提供ができると自負しております。

外国人技能実習生の受け入れからはじまった海外展開。今後もより一層海外事業が成長するよう、新進気鋭の勢いで突き進んで参ります。

 

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