<大乱闘>ベトナムのワンルーム探し
ホーチミンでの部屋探しには毎回苦労します。
人口密集地帯で正確な人口が把握できていないホーチミンでは、
明らかに必要な部屋数が確保されておらず、
数人で一部屋という学生群も少なくありません。
以前にも別の記事でホーチミンの不動産情報に触れたことがありますが、
今回はよりリアルな目線でお伝えできるのではと思います。
需要爆増、ハイパーグレートインフレ状態のホーチミンでの部屋探しの一報をお伝えします。
其の一:賃貸探しのスタートは不動産サイトから
ベトナムでは、インターネットが急速に普及したこともあり、
以前から不動産オーナーの代理人から、
街の地主さんまでお部屋探しサイトを使いこなしていました。
というのも数年前までの話。
<代表的な不動産サイトの例>
最近はこれらを利用して学生が動くようになってきました。
→目ぼしい情報だけを収集
→お部屋探しサイトに掲載
→客からのアプローチを待つ
→連絡が入り次第自分でアテンド
→数ある候補から契約が決まればマージンを取る
というスタイルのお小遣い稼ぎが行われているようです。
いわゆる不動産エージェントのような…
そんな学生の中でも、
→値引き交渉ができる
→コスパの良い物件ばかりを持っている
→顧客のニーズを掴んだ紹介ができる
学生が存在していることは確かです。
中には、とにかく早く決めて欲しいとゴリ押ししてくるエージェント(学生)もいますが、
負けじとこちらの希望を伝え続ける根気強さが重要になってきます。
其の二:サイゴンでの部屋探しはスピード勝負
かねてより日本では、
・2週間後から入居します、
・キリがいいから来月の頭から入居ね、
・契約期間は1年更新ね、
などという優雅な部屋探しが可能な状態が続く傾向にあります。
(*人口減少に起因すると思われる)
しかし、「需要爆増」、「好条件物件売切必至」の
高度成長ベトナム時代においてはそのような時間感覚でいては
ティータイムをしている間に不動産物件は走り去って行ってしまうでしょう。
とここでベトナムでのお部屋契約の基本を復習します。
- 部屋を決める(オーナーとの直接対決)。
- より好条件を掴んでオーナーとWinWinで交渉成立。(ほぼlose)
- 契約書をその場で作成と追記。
- デポジットと初月家賃の支払いを現金で。(デポジットはローカルの場合は大抵1ヶ月分、コンドミニアム的なものになると2ヶ月から3ヶ月分必要な場合もある。)
- その場で鍵を渡される。(オーナーがハノイにいる場合は後日契約書とともに支払いと鍵の交換)
- 支払いが完了していれば即入居可(住人がいない場合)
といったセオリーに従い話を進めていきます。
その時厄介なのは、
住人がまだいる状態
希望の設備が後付け(本当に付くかわからない)
オーナーがハノイにいてスケジュールが乱れる
等に該当する時です。
逆に必ず抑えるべきポイントもあります。
- 電気ガス水道Wi-Fi駐輪スペース等は家賃に含まれているか?
- デポジット返却のタイミングはいつか?
- 部屋の備品について一緒に確認できるか?
- 外国人登録ができるか?
- オフィスとして登録しても大丈夫か?
などなど。
海外で身(金)を守る基本事項は改めて見直した方が良いでしょう。
思わぬおまけがついてくることもあります。
其の三:日本人の単身の若者には学生街がおすすめ
外国人留学生が多い地域は比較的治安や生活レベルも安定しており、
家賃やオーナーの対応などの交渉ごとにも慣れていることが多いです。
数件回っていると近所の人みんながついてきて、
「うちの部屋に入らないか?」
「掃除も洗濯もするよ?」
「私は英語を話せるよ?」
といった客引き状態になることもしばしば。
ですが、これも数年前の話かもしれません。
今では、部屋不足でオーナーが家賃を吊り上げて、
売り手市場への参入を余儀なくされることが予想されます。
現地の部屋探しは現地に詳しい同胞、親しい現地人に案内を依頼することを強くお勧めします。
しばらくの間、あなたの良き飲み友達になってくれることでしょう。(同時に財布の中身も確認しましょう笑)
其の四:今回は7区を見て回りました
例の学生エージェントにこちらの条件をゴリ押しした結果、
Zaloで連絡を取り合っていた学生5人のうち3人が脱落。
その後2人のうち片方が脱落。
頼んでいた通訳の旦那さんが急遽入院にて通訳なし。
の最悪な状況に陥りました。
しかし、そこは原田工業。
ベトナムに帰省中の実習生がちょうど「サイゴンにいて暇してる」
ということで、藁にもすがる気持ちで応援を要請。
ベトナムでも助けてもらいました。
其の五:ホーチミンでの部屋探しのまとめ
長くなりましたが、まとめます。
<ポイント>
1、部屋探しは計画的に、
2、余裕を持ったスケジュール、
3、こちらの希望を可能な限り具体的に準備、
の3点を15回くらい推敲しておけば問題ないでしょう。
迷ったときは当社までご連絡ください。
できるかぎりご相談にのらせていただきます。
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